中華街 限定ランチ
2013.12.16

中華街の中でもひときわレトロな造りの華勝楼。
それもそのはず、建物が造られたのは戦後間もない昭和24年。
その老舗に平日だけ一日20食限定のランチがあります。
忘年会と称して前々から気になっていたランチをいただきに行って来ました。



宮大工の手による建物は、ほかのお店とはまったく異なる雰囲気。
華勝楼はすべて個室で、各部屋の引き戸は色ガラスが嵌め込まれ、ますますレトロ感アップです。

天井も凝っています。照明の光がやわらか。
それでは、限定ランチをご紹介しましょう。

前菜は、ベビーリーフとおごげの上にホタテの冷製、両脇にスモークしたマグロ。

ふかひれスープには、カニがちょこんと。

大エビのマヨネーズ和えは、見た目よりボリュームがあります。

デザートのカスタード揚げはあっさりした甘さでした。
これにご飯とザーサイが付きます。

個室だからおしゃべりもたっぷり楽しんで、お腹もいっぱいになり、
そろそろ歩こうかと外に出たら、ものすごく冷たく強い風。
たまらず逃げ込んだマリンタワー1階で、懐かしい(開業当時からある)山下清の壁画と再会。

モトさんのポンチョは洋服用ですが、濃いグレーが赤い着物とマッチして全く違和感ありませんね。

「どこかでお茶を飲もう」 「どうせなら風が来ない所で景色も見えるところがいい」
ということで、みなとみらいのマークイズへ。

マークイズから西方向、横浜美術館と三菱重工ビルの向こうに飛行機雲。
ゆったりとしたベンチに座り、空の美しさに見とれていたら
通りがかりの方に声をかけていただきました。
「きものを着た3人の後ろ姿がすごくいい感じですよ。写真を撮ってあげましょう」

声をかけてくださった方、写真と楽しいお話をありがとうございました。

最後に、この日の葉さんとモトさんのきものをアップで。

花織風のきものと帯で、こなれた着姿。

朱赤の浮き織のきものを黒の帯で引き締めて。
レトロなきものに合わせて、昔風に半襟をたっぷり見せています。