vol.04

替え袖とおそろいにして二部式襦袢

前回、単(ひとえ)の替え袖を作りましたが、
調子に乗って二部式襦袢の下もおそろいで作ってみました。
これも人によってサイズが違いますので、全体の幅や長さは、お持ちの長襦袢や裾よけをご参考に。

ポリエステルの二部式も
今は白だけでなく、カラーや小紋柄の物も増えて
おしゃれになってますが、冬の静電気には悩まされます。
比較的、静電気の起きにくいシルクで作っておけば、暖かさも違います。

シルクとはいっても単ならお洗濯して、
生乾きのうちにアイロンでととのえれば
意外と大丈夫です。
ただ、布地によっては縮むので先にお洗濯をしてから
作ると間違いがありません。



ウエスト部分はさらしで、
腰骨からくるぶしまでは絹で作ります。

今回の裏ワザは
背中心から両脇へ約10㎝の所に
洋服のようにタックを付けることです。
動きやすいし、背縫いの割れを防いでくれます。
個人差がありますが、ウエストとヒップの差が大きい人は
タックを多めに取ると良いでしょう。

前回も今回も、ぜ~んぶ直線縫いです。
「長襦袢を縫う」のは和裁の知識と技術が必要ですが
これなら誰でもミシンで縫えちゃうはずです。
お気に入りの布を見つけたら挑戦してみてはいかがでしょう。

針仕事・文/川名葉子 写真/八谷浩美

11 November 2012