早咲きの梅に会いに

12年東京で暮らして、横浜に戻ってきて2年半。
あらためて良かったなと感じるのは、思い立ったらいつでも三溪園に行けること。
こんな空間が歩いて行ける距離にあるって、しあわせです。

今朝は青空が広がっていたので、早咲きの梅を見に行きました。

紅梅

紅梅の向こうに鶴翔閣の屋根が見えます。
茅葺屋根の見える景色というのは、なんだかのどかです。

三溪園天神

三溪園天神はもともと間門天神といって、本牧の旧家が建立したものを後に三溪園に移したそうですが、
その旧家というのが知っているお家の名前だったのに、びっくり。

白梅

ほぼ満開の白梅。
まだ硬い蕾をつけた木々のなかで、白い花があたりをいっそう明るくしているようでした。

水仙

臥竜梅(がりょうばい)はまだまだですが、足元の水仙は今が盛り。

竹

「クマさんの文様がたり」でも話題に上った「舌切り雀」のすずめのお宿って、こんなイメージでしょうか。

羊歯

苔

内苑はあまり梅が多くないのですが、
日影が多いせいか、足元に美しい世界が広がっています。

月華殿

月華殿と白梅。
名前が華やかな割にシンプルな建物が、梅によく似合っています。

お団子

今朝はバスではなく歩いてやって来たので、小腹がすいたし、のども乾いたので
三溪園茶寮のお団子で一服。熱いほうじ茶に気分もほっこりです。

ねこ

これぞ、特等席!
三溪園の猫はえさをやる人が多いらしく、どれも貫録十分です。

まだ観梅会が始まったばかりで、梅の本番はもう少し先のようです。
土曜日ごとに猿回しとかお囃子とか催しもあるようです。足を運んでみてはいかがでしょうか。

文・写真/八谷浩美

11 Febuary 2013

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