春を探しに

３月も半ばというのに、いつまでも寒いですね。
なかなかやって来ない春を探しに、こちらから出かけてみました（といっても近所ですが）。

ひんやりした空気のなか、梅の枝が青空に向かって伸びています。

「秘密の花園」と私が勝手に命名したお庭が山手にあります。
４月になると斜面いっぱい、驚くほどのチューリップが咲きますが、今はまだ準備段階。

青空なのに、なんだか暗くて寒々しい風景。

歩いているうちに陽射しに力強さが増してきて、少し暖かくなってきました。
梅の木のある「小さいおうち」。時計が可愛い。

赤いとんがり屋根ではないけど、タキちゃんが出てきそう。

霧笛橋に着くころには、だいぶ気温が上がってきました。
でも、「芸亭（うんてい）の桜」は、まだまだ蕾。

空も海も青く、清々しいけれど、ちょっと風が冷たいですね。

でも、コブシの花はもうすぐ咲きそう。
きっと明日か明後日には「春」がやって来るはず。

もう少ししたら、桜も咲くでしょう。
そうしたら、こんな帯を締めて花見に行きたいものです。

文・写真／八谷浩美

15 March 2014