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1 藍地鳳凰花文様更紗 堺 江戸後期
何とも不思議な顔に図案化されていますが、
これぐらいでないとインパクトがなかったのか、 大胆なメイクアップです。
インド更紗の影響を受けた文様と思われます。
*画像はクリックで拡大されます
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2 赤地鳳凰寿文字文様更紗 長崎 江戸後期
中央に高貴な鳳凰文様を置き、
周囲には書体の違う寿の文字文様を配した、
とてもめでたい文様。
掛け帛紗に使用したと思われます。
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3 鼠地鳳凰花文様更紗 堺 江戸後期
色のトーンは落ち着いた色合いですが、
大胆な鳳凰文様と
現実にはない想像の花、唐花文様の組み合わせ。
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4 白地鳳凰鳥獣文様更紗 京 江戸後期
一番大きな文様が鳳凰で、それを取り巻くように
おもしろい形の鳥獣たちが組み込まれています。
これもインド更紗の影響を受けた想像上の霊獣たち。
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5 白地鳳凰花文様更紗 明治
明治時代になると
定番の鳳凰文様に落ち着いてきて、
和更紗の大胆な文様が消えてきます。
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6 藍地鳳凰唐花文様更紗 堺 江戸後期
典型的な堺更紗の色使い。
ドイツで作られた、この青い顔料プルシアンブルーが
江戸の後期に、大量に堺に輸入されています。
ドイツのベルリンから来たので
「ベルリン藍」がなまって「ベロ藍」と呼ばれ、
浮世絵にも多く使われました。
この更紗は水を通っていないので、
ほぼ当時のままの色が残っています。
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7 白地花喰い鳥草花文様更紗 京 江戸後期
これも大胆な表現。
稚拙な感じもするが、
江戸時代前には見られない柄で、喜ばれたでしょう。
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8 白地花喰い鳥文様更紗京 江戸後期
随分大きな花をくわえていますが、
これはなんでしょうか。
バックは格子状になっていますが、
ヨーロッパの文様を参考にしたのかも知れません。
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9 茶地尾長鶏花文様更紗 明治
単色ですが、リズミカルな文様構成で、
大胆な羽の構成が唐草風にどこまでも続き、
気持ちの良いデザインです。
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10 白茶地比翼手文様更紗 京 明治
比翼手とは左右対称の文様。
鳥は双頭の鷲文様だが、
『増補華布便覧』にも類似の文様見本が掲載されている。
西アジア方面の影響を受けた文様と思われます。
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11 白地鳥文様更紗京 江戸後期
鳥を数羽並べて丸い縁取り文様にした、
ユニークな構成。
鳥が判じ絵風になっていて、
一見すると鳥とは解らない、
絵師の遊び心が楽しい文様です。
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12 鼠地鳥菱変わり格子文様更紗 京 江戸後期
向かい合った4羽と唐花の組み合わせが
整然と構成された日本的な文様。
和更紗の文様としては
破綻のない整然とした文様です。
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13 緑地雨龍丸文様更紗 明治
明治時代になると
和更紗本来の異国情緒がなくなり
定番の素直な表現が多くなりました。
それだけ多くの人たちの需要があったのでしょう。
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14 茶地諫鼓(かんこ)手文様更紗
『増補華布便覧』の諫鼓手文様を
参考にして作られた文様。
下の図は安永10年(1781)刊行の
『佐羅紗便覧』にある「諫鼓手」文様。
「諫鼓」とは昔、中国で君主に対して
諫言しようとする人民に打ち鳴らさせるために、
官庁に設けた太鼓。
したがって、この太鼓が鳴らないことが、
世の中が平穏であることになります。
この鳥はその太鼓に 描かれていたものと伝えられています。
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